AEDと心臓マッサージの訓練

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週末に地元の総合防災訓練に参加しました!
これまで自主防災として三角巾の講習を行ってきましたが、
今回はAEDの使用と心臓マッサージの講習をさせてもらいました。

ご存じの方も多いと思いますが、AEDは突然の心停止・心臓のけいれんを
起こして倒れた人に対して、心臓に電気ショックを与えることで正常なリズムに
戻すための医療機器です。
名前自体の認知度は高いものの、いざ心臓マッサージを伴わせて実践するとなると
緊急的な対応を迫られることもあり、なかなか対応が難しいのも事実です。
基本的に、AEDの使用自体は機械が使用順序をアナウンスしてくれることも多く、
シンプルな作業なので、訓練で慣らしておけば突然の機会にも使用することへの
ハードルが下がります。

京都市の救急車は現場到着の平均所要時間が6分42秒(平成24年度)と、
政令市平均の7分52秒と比較しても1分以上早い成績をたたき出しています。
しかし、心停止などで脳に酸素が供給されなくなると、早ければ3分、基本的には
5分以内で脳死になる可能性が高いと言われています。
だからこそ、現場に居合わせた人がいかに迅速に心臓マッサージやAEDの対応を
できるかが命を救えるかどうかの分かれ道になります。

今回の講習では200名近くの方に聞いてもらい、そのうちの何名かの方には
にマネキンを使ってチャレンジしてもらいました。
想像以上に体力のいる作業ですが、その大変さも実感してもらいながら、
命を大切にできるまちづくりと目指します。

ちなみに、AED設置場所は京都市でも検索システムが完備されていますので
是非緊急の際にはこちらからご確認ください。
【京都市AED設置施設検索システム・AEDマップ】
http://www5.city.kyoto.jp/aedmap/

京都市議会議員 江村理紗