四条通歩道拡幅事業

渋滞を防ぐ四条通りの提案

四条通歩道拡幅事業への抜本的見直し提案

四条通歩道拡幅事業

四条通歩道拡幅事業

(1)事業概要

  • 区間・・・四条通(烏丸通~川端通)
  • 延長・幅員・・・延長:1,120m 幅員:22m

(2)整備内容

  • 歩道の拡幅・・・片側2車線を片側1車線に減少させ,歩道を拡幅
    ※緊急車両の通行について
    大型の消防車等を含めた緊急車両が道路の中央(ゼブラゾーン)を通行できる幅員を確保
  • バス停の集約,「テラス型バス停」の導入・・・16箇所のバス停を4箇所(西・東行各2箇所)に集約し、「テラス型バス停」を導入
  • 沿道アクセススペース(車両の停車スペース)・・・車を一時的に停車できるスペースを設置(15箇所32台分)
  • タクシー乗り場・・・大丸前と髙島屋前の2箇所に客待ちが可能なタクシー乗り場を設置

(3)事業費

  • 約29億円

整備前
整備前

整備後
整備後

課題

交通渋滞・バスの遅延

(1)交通渋滞・バスの遅延

車線縮小による交通渋滞が発生。バスも大幅遅延。観光シーズンには30分以上のバス遅延も発生。通渋滞は烏丸~河原町間に留まらず、堀川~東大路間にまで及ぶ。

バス停の危険.追越し

(2)バス停の危険追越し

「テラス型バス停」でバス停が道路面に張り出しているため、後続車がゼブラゾーンに侵入しての追越しが続出。両方向からの同時追越しもあり、危険性が高。

歩行弱者が遠ざかる

(3)歩行弱者が遠ざかる

車道縮小、交通渋滞によりマイカーでのアクセスは非常に不便となり、車椅子の方やベビーカーを連れての行動をされる方には、近寄りがたい場所になっている。

市民は京都市内唯一の四条通における「歩道拡幅事業」をどう感じているのか
⇒アンケート調査を実施

アンケート調査概要

趣旨

日頃よりたくさんの市民の皆様よりお問い合わせいただいている「四条通歩道拡幅」について、利用実態調査のためアンケートを実施。
歩行者の方、車を運転する方、バスを利用する方などの様々な目線から、一人でも多くのご意見をもとに、今後の「京都のまちづくり」や「交通政策」に活用することを目的とする。

  • 調査機関・・・平成27年8月24日~平成27年9月12日
  • 調査方法・・・四条通界隈での無差別抽出に基づく対面型アンケートにより実施
  • サンプル数・・・街頭 1,075件 Web 661件
  • 調査対象者・・・四条通を歩行中の方を対象として

四条通アンケート調査風景

    1. 渋滞を防ぐ四条通りの提案
    2. 四条通歩道拡幅事業
      1. (1)事業概要
      2. (2)整備内容
      3. (3)事業費
    3. 課題
      1. (1)交通渋滞・バスの遅延
      2. (2)バス停の危険追越し
      3. (3)歩行弱者が遠ざかる
    4. アンケート調査概要
      1. 趣旨
  1. アンケート原本
    1. Q1:京都市ではパークアンドライドなど、歩いて住みやすい街づくりを推奨しています。「歩くまち・京都」戦略についてご存知ですか?
    2. Q2:普段の四条(烏丸~川端間)へ何でお越しになられますか?(複数回答可)
    3. Q3:あなたは四条通歩道拡張事業についていつご存知になられましたか?
    4. Q4:「歩くまち・京都」戦略の一環である四条通歩道拡幅工事をどのように思われますか?
    5. Q4 (1/3):「今のままで良いが改善すべき」を選択された方からの具体的なご要望、改善提案 (1/3)
    6. Q4 (2/3):「今のままで良いが改善すべき」を選択された方からの具体的なご要望、改善提案 (2/3)
    7. Q4 (3/3):「今のままで良いが改善すべき」を選択された方からの具体的なご要望、改善提案 (3/3)
    8. Q5 a:四条通歩道拡幅工事においてあてはまる項目にチェックしてください。a.車・タクシーでお越しの方に質問です。(複数回答可)
    9. Q5 b:四条通歩道拡幅工事においてあてはまる項目にチェックしてください。b. バスでお越しの方に質問です。(複数回答可)
    10. Q6 a:四条通歩道拡幅工事に伴う歩道空間についてお答えください。 a.歩道空間はいかがですか?
    11. Q6 6:四条通歩道拡幅工事に伴う歩道空間についてお答えください。 b.「歩きにくくなった」方に質問です。それはなぜですか?
    12. Q7:四条通(烏丸~川端間)へ行く頻度は以前と比較して変わりましたか。
    13. Q8:東大路通(祇園四条~五条)の歩道拡幅工事が検討されていますが、それについてはどう思われますか?
    14. Q9 (1/3):その他四条通歩道拡幅工事に関して何かご意見がございましたらご記入ください。 (1/3)
    15. Q9 (2/3):その他四条通歩道拡幅工事に関して何かご意見がございましたらご記入ください。 (2/3)
    16. Q9 (3/3):その他四条通歩道拡幅工事に関して何かご意見がございましたらご記入ください。 (3/3)
  2. アンケート結果を受けた政策提案
    1. 前提
    2. 政策提案① 歩行空間の屋根の拡張
    3. 政策提案② 歩行空間の屋根の拡張
      1. <本市の答弁>
      2. ★変圧器工事状況(2017年4月時点)
    4. 政策提案③ 車道空間のバス停構造の変更
    5. 政策提案④ 市バスの前乗り後降り乗車の導入(前金制)
    6. 政策提案⑤ 地下鉄の有効活用

アンケート原本

四条通アンケート調査15

Q1:京都市ではパークアンドライドなど、歩いて住みやすい街づくりを推奨しています。「歩くまち・京都」戦略についてご存知ですか?

Q1調査結果

  • 歩くまち京都戦略については市民の過半数が認知している。
  • 認知割合からも行政広報において一定の効果が認められる。

WEB回答においては、本事業に関心の多い方からのご回答も多かったため、街頭よりも認知度が高かった。

Q2:普段の四条(烏丸~川端間)へ何でお越しになられますか?(複数回答可)

Q2調査結果

  • 四条への交通手段は、地下鉄やバスといった公共交通の利用が半数を占めた。
  • 一方で車でのアクセスも18%と約5人に1人は車を利用している。
  • 徒歩でアクセスすると答えたのは、下京区民の方が圧倒的に目立った。

WEB回答においては、30代、40代の回答者が多く、全体的に若い世代の方がバスより電車利用者の割合が多かった。

Q3:あなたは四条通歩道拡張事業についていつご存知になられましたか?

Q3調査結果

  • 四条通の拡幅事業を工事が始まる以前から知っておられた方は過半数に上った。
  • ただし、街頭アンケートの中では、工事開始直前の相次ぐ新聞報道により既にご存じだった方が目立った。

WEB回答においては、本事業に関心の多い方からのご回答も多かったため、街頭よりも認知度が高かった。

Q4:「歩くまち・京都」戦略の一環である四条通歩道拡幅工事をどのように思われますか?

Q4調査結果

  • 「いまのままでよい」は23%に留まり、満足していないが戻すお金がもったいないとの意見が多くみられた。
  • 「もとに戻すべき」と「今のままで良いが改善すべき」で全体の65%を占める結果となった。

WEB回答においては、「もとに戻すべき」が47%とほぼ半数に上った。
「いまのままでよい」は街頭アンケートより9%低い14%に留まった。

Q4 (1/3):「今のままで良いが改善すべき」を選択された方からの具体的なご要望、改善提案 (1/3)

車道に関する内容 (件)
●一般車両(マイカー)の通行禁止や曜日や時間を区切った通行規制を検討してほしい 61
●バス停専用のアクセススペースへ変更してほしい 38
●交通渋滞を改善してほしい 30
●バスの遅延を解消してほしい 13
●車両の一方通行化をしてほしい 12
●バスの本数整理、路線見直し 12
●四条通のタクシー乗り場の廃止をすべき 10
●歩行者天国(土日祝日など)の検討すべき 8
●迂回道路の影響(通学路などの危険性・渋滞)の解消/動線確保をしてほしい 6
●現在のゼブラゾーンを追い越し車線と中央線を変異車線にするのはどうか 4
●違法駐車の取り締まり強化・排除をしてほしい 2
●バスやタクシーを通行禁止・抑制するべき 6
●バス停の乗客の広がり・混雑の解消をしてほしい 4
●車道の拡幅を検討してほしい 4
●バスでのバスの停車時間の短縮してほしい 2
●トランジットモール化の推進をすべき(自家用自動車の通行を制限し、バス、路面電車、タクシーなどの公共交通機関の進入・運行のみを許可した形態の歩行者道路) 1
  • マイカーの通行禁止を求める声が非常に多い。
  • テラス型バス停を廃止し、アクセススペースへの変更を求める声が目立つ。
  • 車道に対し改善を求める声が圧倒的に多く、総じて渋滞の改善が求められている。

Q4 (2/3):「今のままで良いが改善すべき」を選択された方からの具体的なご要望、改善提案 (2/3)

歩道に関する内容 (件)
●アーケードやバス停の屋根の拡幅をするべき 19
●地下道の有効活用・活性化(商業施設など)を考えてほしい 10
●歩道中央部にある変圧器や柵などの障害物の撤去・移動をしてほしい 5
●歩道が広すぎて横に広がって歩くことによる違和感を感じる 4
●歩道のアスファルトの排除・景観維持をしてほしい 4
●歩道の表面の凸凹の排除をすべき 2
●歩道の幅を均一化してほしい 1
●横断歩道の追加設置・スクランブル交差点の整備をしてはどうか 1
自転車に関する内容 (件)
●自転車専用レーンの確保及び歩道走行可能にしてほしい 5
●駐輪場(無料含む)の設置をしてほしい 3
●自転車の走行禁止を強化してほしい 1
肯定的ご意見 (件)
●歩道拡幅事業を推進してほしい 6
  • アーケードやバス停の屋根の拡張を求める声が多い。
  • 地下道の有効活用・活性化を望む声も見られる。
  • 自転車専用レーンの設置や歩道走行可能など自転車政策に対するご意見もある。

Q4 (3/3):「今のままで良いが改善すべき」を選択された方からの具体的なご要望、改善提案 (3/3)

その他 (件)
●工事前に市民の理解を得る必要があった・工事の目的が不明瞭だった 16
●満車の駐車場が多いので増設が必要 6
●拡幅工事は税金の無駄遣い 6
●車いす利用者や高齢者、妊産婦(もしくはベビーカー利用者)、歩行弱者が出歩きにくくなった 4
●アクセスに時間がかかる・到着時間の予測が出来なくなった 4
●観光客ばかりに気を取られ市民の声が届いていない 3
●緊急車両の弊害・通行スペース確保 2
●信号機を管理・調整する必要がある 2
●買い物がしにくくなった(高島屋・大丸等)四条に行かなくなった 2
●渋滞によるタクシー料金の高騰 1
●その他 12
  • 工事着工前からの認知度は過半数に達するものの、「工事前に市民の理解を得る必要があった」などの意見が目立つ。
  • 駐車場の増設を求める声もある。
  • 緊急車両が通れるか危惧するご意見も見られる。

Q5 a:四条通歩道拡幅工事においてあてはまる項目にチェックしてください。a.車・タクシーでお越しの方に質問です。(複数回答可)

Q5調査結果a

  • 拡幅事業は“四条の賑わい“が目的の一つでもあったが、「アクセスがしにくくなった」とのお声が突出して多い結果となった。
  • 拡幅以降「車・タクシーで来ないようになった」は41%に上り、その過半数は四条に行く頻度が下がったと回答した。
  • 車・タクシーでのアクセスには不満の声が圧倒的に目立つ。

WEB回答でも街頭アンケート同様に「買い物に行きにくくなった」、「アクセスがしにくくなった」など経済活動に支障を及ぼしている様子がうかがえる。

Q5 b:四条通歩道拡幅工事においてあてはまる項目にチェックしてください。b. バスでお越しの方に質問です。(複数回答可)

Q5調査結果b

  • バス利用者の「アクセスに時間がかかるようになった」が突出。
  • 次いで「バスが時間通りに来ない」との意見が多い。
  • 肯定的意見では「バス停が広くなった」が59件あった。
  • 「バス停が分かりやすくなった」は30件あった一方「バス停が減った」も同数の意見が寄せられた。

Q6 a:四条通歩道拡幅工事に伴う歩道空間についてお答えください。 a.歩道空間はいかがですか?

Q6調査結果a

  • 歩行空間において「歩きやすくなった」との回答が過半数に上り、概ね利用者が以前より快適になったと感じている。
  • その一方で、3人に1人は拡幅以降も利便性は「変わらない」と回答。
  • 拡幅したにも関わらず、「歩きにくくなった」と回答される方は1割みられた。

WEB回答においては、目的地まで車でアクセスされることが多く、四条通を歩かれる方が少ないためか、「歩きやすくなった」と「変わらない」の結果が拮抗した

Q6 6:四条通歩道拡幅工事に伴う歩道空間についてお答えください。 b.「歩きにくくなった」方に質問です。それはなぜですか?

「歩きにくくなった」と回答された方のご意見 (件)
●アーケードが拡幅に未対応で雨天や日差しから守られていないため 32
●歩道の広さが場所によって不均等で歩きにくいため 15
●通行人が増えた・歩道を広がって歩くため 13
●歩道中央部に障害物があるため(※) 10
●バス待ち客が広がり、バス停付近が混み合うため 10
●歩道表面の凸凹が増えたため 9
●歩道が広すぎるため 8
●観光客重視になり、市民目線ではないため 3
●舗装が間に合っておらず景観が悪いため 2
●歩道に水がたまるため 1
●広くなった分、歩道を走る自転車が増えたため 1
●車が渋滞して危険であるため 1
●落ち着きがない街になったため 1
●歩きスマホが増えたため 1

Q6調査結果b
(※)電線用の箱型変圧器

  • 屋根の拡幅への不満が突出している。
  • 歩道の不均衡な拡幅箇所の指摘が多い。
  • その他、通行人のマナーの問題やバス待ち環境に対する意見が多く寄せられた。

Q7:四条通(烏丸~川端間)へ行く頻度は以前と比較して変わりましたか。

Q7調査結果

  • 「変わらない」が63%と最も多い。
  • 約3割の方が四条へのアクセス頻度が減ったと回答。

WEB回答においては、車やバスによるアクセスが多いためか、「頻度が減った」と答えた方が目立った。交通渋滞が影響した結果ではないかと捉える。

Q8:東大路通(祇園四条~五条)の歩道拡幅工事が検討されていますが、それについてはどう思われますか?

Q8調査結果

  • 街頭でも「反対」の意見が過半数に上る。
  • 「賛成」より「分からない」との意見が多く、肯定的見解は非常に低い。
  • 東大路通の街頭区である東山区では歩道幅が狭いという課題を抱えていることから、「分からない」との回答が目立った。

WEB回答においては、「反対」と回答された方が66%に及んだ。東大路通の交通量を考慮すると、車道の片側一車線化にはかなりの抵抗が見られる。

Q9 (1/3):その他四条通歩道拡幅工事に関して何かご意見がございましたらご記入ください。 (1/3)

車道に関する内容 (件)
●交通渋滞を改善してほしい 47
●一般車両(マイカー)の通行禁止や曜日や時間を区切った通行規制を検討してほしい 26
●迂回道路の影響(通学路などの危険性・渋滞)の解消/動線確保をしてほしい 13
●バスの遅延を解消してほしい 12
●バス停専用のアクセススペースへ変更してほしい 10
●バスの本数整理、路線見直し 10
●車両の一方通行化をしてほしい 7
●歩行者天国(土日祝日及び昼間など)の検討をすべき 6
●バスやタクシーを通行禁止・抑制するべき 5
●車道の拡幅を検討してほしい 3
●バス停の乗客の広がり・混雑の解消をしてほしい 3
●違法駐車の取り締まり強化・排除をしてほしい 3
●LRT(次世代型路面電車システム)を導入してはどうか 1
●四条通のタクシー乗り場の廃止をすべき 1
●トランジットモール化の推進をすべき(自家用自動車の通行を制限し、バス、路面電車、タクシーなどの公共交通機関の進入・運行のみを許可した形態の歩行者道路) 1
  • 車道に関するご意見が最も多い。
  • 傾向として、渋滞の解消策として通行規制・専用道路・スペースの確保の声が多い。
  • バス・タクシー利用者は渋滞による遅延を問題としている。
  • 車でのアクセス者は、バスやタクシーによる渋滞を問題としている。

Q9 (2/3):その他四条通歩道拡幅工事に関して何かご意見がございましたらご記入ください。 (2/3)

歩道に関する内容 (件)
●地下道の有効活用・活性化(商業施設など)を考えてほしい 15
●アーケードやバス停の屋根の拡幅をするべき 13
●歩道が広すぎて横に広がって歩くことによる危険を解消してほしい 6
●歩道のアスファルトの排除・景観維持をしてほしい 5
●歩道中央部にある変圧器や柵などの障害物の撤去・移動をしてほしい 4
●歩道の表面の凸凹の排除をすべき 3
●歩道の幅を均一化してほしい 2
●横断歩道の追加設置・スクランブル交差点の整備をしてはどうか 1
自転車に関する内容 (件)
●自転車専用レーンの確保及び歩道走行可能にしてほしい 8
●自転車の走行禁止を強化してほしい 2
●駐輪場(無料含む)の設置をしてほしい 1
肯定的ご意見 (件)
●歩道拡幅事業を推進してほしい 19
  • 地下道の有効活用や活性化を求める声も多くみられる
  • 歩道への要望は、6-bでの回答同様アーケードの屋根の拡張を求める声が目立つ
  • 四条通では歩道での自転車走行は禁止だが、拡幅を機に走行の可能を望む声もある
  • 肯定的ご意見も一定みられる。

Q9 (3/3):その他四条通歩道拡幅工事に関して何かご意見がございましたらご記入ください。 (3/3)

その他 (件)
●工事前に市民の理解を得る必要があった・工事の目的が不明瞭だった 69
●拡幅工事は税金の無駄遣い 37
●観光客ばかりに気を取られ、市民の声が届いていない 21
●車いす利用者や妊産婦(もしくはベビーカー利用者)、歩行弱者が出歩きにくくなった 18
●買い物がしにくくなった(高島屋・大丸等)四条に行かなくなった 11
●アクセスに時間がかかる・到着時間の予測が出来なくなった 9
●公共交通機関の整備の必要性がある 8
●満車の駐車場が多いので増設が必要 6
●緊急車両の弊害・通行スペース確保 5
●歩道を広くしたことにより、盲導犬が混乱している 1
●渋滞によるタクシー料金の高騰 1
●高速道路の整備の必要性 1
●その他 43
  • 工事着工前からの認知度は過半数に達するものの、「工事前に市民の理解を得る必要があった」などの意見が目立つ。
  • 次いで、税金の無駄使いとの意見も多い。
  • 今回の拡幅事業は“市民のためではなく観光客のためや対外的アピール”だと捉える見方も少なくない。

アンケート結果を受けた政策提案

前提

歩道拡幅事業は「もとに戻すべき」とのご意見が多かったものの過半数には至らなかった。よって、事業費約29億円(市民の税金)をかけていることから、改善提案を行うこととする。

政策提案① 歩行空間の屋根の拡張

江村りさ提案

歩道拡幅後も屋根が拡張していないため、雨天・晴天時は屋根の内側に歩行者が集まり拡幅した甲斐がない。

歩道拡幅後も屋根が拡張していないため、雨天・晴天時は屋根の内側に歩行者が集まり拡幅した甲斐がない。
⇒屋根の拡張を要望
京都市は屋根の拡張に多額の追加費用が発生するとし、対応はできないとしています。しかし、歩行者からは拡張空間が断続的でかつ拡張部分に屋根がいていないことに不満の声が聞かれます。

政策提案② 歩行空間の屋根の拡張

江村りさ提案

歩行空間の変圧器の移設

一部変圧器が移動されていないため歩行の障害になっている。
観光客が荷物置きに使うような光景も多々見られる。
⇒全変圧器を歩道の端に移動させるよう要望

<本市の答弁>

・歩行者の通行妨げになることから速やかに撤去したい。
・変圧器の移設可否について事前の確認不足だった。
・技術的に1基のみ移設できず残ってしまう。
※祇園祭の関係者から,神輿の差回しができなくなるため、当該変圧器の移設をしないよう要請があった。

歩行空間の変圧器の移設

地上機器は全部で32基
西ブロック(寺町~烏丸)から工事
移設対象の8基については平成28年8月22日より着手
平成29年の祇園祭までに完了をめざす

★変圧器工事状況(2017年4月時点)

歩道中央にある8基のうち、2基が撤去済み。6基は今後移設予定

政策提案③ 車道空間のバス停構造の変更

江村りさ提案

テラス型バス停を廃止し、アクセススペース設置

車道空間のバス停構造の変更

スムーズなバスの軌跡は、センターラインを越えない!
隣接するバス停へのバスの停車を妨げない。

効果

停車中のバス追い越しによるゼブラゾーンへの危険侵入を回避⇒交通渋滞緩和

政策提案④ 市バスの前乗り後降り乗車の導入(前金制)

江村りさ提案

市バスの前乗り後降り乗車の導入(前金制)

バス均一運賃区間が拡大したことから、前乗り後降り乗車システムを導入すべき

効果

前金制にすることで降車がスムーズとなり、バス停の停車時間短縮につながる

政策提案⑤ 地下鉄の有効活用

江村りさ提案

政策提案⑤ 地下鉄の有効活用

四条通の歩行空間は地上だけでなく地下空間も合わせた都市設計として捉えることの必要性

効果

京都市は本来の道路占有権所有者としての責務を持ち、道路占有権を持つ阪急と地下街の有効活用に向けて、動く歩道の設置や店舗導入など積極的に取り組むことが必要。