先日、京都市西京区の西部圧縮梱包施設に再び行ってきました。
昨年8月、五山送り火で使用する前に放射能検査を行ったところ、表皮から
基準値以上の放射性物質が検出されたため、その後倉庫に静かに保管されています。
未だに風評被害が言われるこの薪ですが、いつまでも放置しておくわけにもいきません。
本当にそこまでシビアに扱わなければならないものなのか、規定以上の放射線量が
出ているのか、現地へ確かめに行ってきました。
測定結果は、0.075〜0.08μシーベルトです。
壁を一つ挟んだ建物内でも放射線量は0.078〜0.082μシーベルト程度で
ほぼ変わらない線量でした。
ちなみに、市内のあちこちで放射線量を測った結果、
京都駅中央改札 0.071μシーベルト
京都御苑入り口 0.087μシーベルト
京都府庁前 0.105μシーベルト
京都市役所正面玄関階段 0.189μシーベルト
京都市役所東玄関階段 0.232μシーベルト
京都市役所の線量は、厳重に保管されている被災地の薪より3倍ほど高い数値が出ている
ことが分かります。一定の放射線量は、普段の生活に溢れているものです。
京都市はもともとやや放射線量が高い地域にあたります。
ただ、だからといって身体へのリスクが高いという結果が出ているでしょうか?
“風評”を断ち切るためには、とにかく情報を提示していくことですね。
少しでも「何となく危なそう」というイメージを取り除ければと思います。