救急医療の現場視察

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京都党の勉強を重ねている救急医療体制。

資料や文献などだけではなかなか実際の状況が掴めないこともあり、
先日京都市立病院を実地視察させていただきました。

政策医療の一環として、力を注いでいる救急医療。
今後、京都市でも確実に高齢化が進んでいく中で、自治体として救急医療体制を
どう充実していくべきか、また何がネックとなっているのか、そのカギを学ぶ
貴重な機会となりました。

現場を視察させていただくと、救急医療専用入口の確保や手術室の充実など、
着々と体制が整えられていましたが、やはりネックは人的資源の確保のようです。

医師や看護師不足は病院経営の上でよく耳にしますが、
特に救急医療は苛酷な分野だけに人材の確保が容易ではないことが見えてきました。
そもそも医師として専門を選ぶ段階から救急医の志望は非常に少ないため
(眼科医が人気)、必然的に救急の専門医は少ない状況になっています。

現在、京都市での救急車のたらい回しはほとんど起こっていませんが、
救急車の利用数増に歯止めがかからないため、いよいよ受け入れ体制が厳しい
状況に差し迫っています。

京都市は病院数も多く、他都市より充実した医療体制にあることはもちろんですが、
今後市立病院以外の医療現場からのご意見も踏まえながら、医療体制の更なる充実に
向け調査を進めます。

京都市会議員 江村理紗