緊急速報が思いのほか過多な件

明日には台風24号が京都に接近するようで、すでに京都市の動物園や二条城、美術館などの施設では臨時閉場が決まりました。大変強い勢力とのことで、今から心配です。

さて、今年は特に触れることの多い緊急エリアメールに関してです。
大量に届きすぎて自分に関係あるのでどれ?・・・というあの問題です。。
届かない、という話もありますがそれは今回は触れていませんのでご了承を。

失敗を恐れるな、との精神のもと、京都市では危険と思われるところには避難準備、避難勧告、といった順にエリアメールが発信しております。

ただ、住民に広く避難情報の通知がくるのは大変便利なのですが、いかんせんかなり広いエリアの速報が大量に届き、本当に拾うべき情報を見つけることが難しいといった具合になっています。
もちろん、私にとっては、例えば右京区の情報はすべて知りたいので大変ありがたいく、地域防災に携わられている方々も重宝されているとは思うのですが。

とはいえ大多数の方は自分の近隣の情報にご関心があるわけで、
「もう少しエリアを細かく設定できないか」、「あまりにも連絡が多くてアラームを設定で消してしまった」とのご意見が寄せられます。

災害対応は多数ご意見が寄せられなかなかエリアメールまで意識が向かってなかったのですが今回ようやく問い合わせました。

結論から言いますと、現段階では難しい状況です。京都市ではどうにもできなきものでした。

このエリアメールはNTTドコモ、au、ソフトバンクといった通信会社が持つ基地局ごとに一律で送信されており、学区や町ごとの送信ができないようです。
京都市としても、この課題意識は持っているようなのですが、現時点では通信会社に改善をお願いしている段階です。

京都市の内側のシステム管理で変更できるようなものであればよかったのですが、現状では厳しいようでした。ご関心のあられた方もおられると思うので、すぐに改善とのご報告ではありませんが、とりあえず現状のご報告です!

京都市議会議員 江村りさ

(写真は今年7月の豪雨災害のときのものです。)