京都市の先生の学力は大丈夫!?

英検3級に受からない京都市の中学・英語教師

 国が示す英語教員の必要レベルの目標はTOEIC730点(英検準1級相当)といわれています。文科省が受験するように指示しているにもかかわらず、京都市の場合、本年度のTOEIC受験者は中学校教諭13人、高校教諭は5人と受験者が極端に少ないのが現状です。しかも受験した中学校教諭13人のうち、500点(英検3級程度)以下は2名、最低点は375点でした。300点台といえば、残念ながら本当の基礎以外はほとんどわかっていないレベルと言われています。未だ、7割以上の教員が受験していないことを考えると、これは氷山の一角とみるべきです。

学力・指導方法、チェックの仕組みを

学力が向上したからといって必ずしも教え方が上手とは限りませんが、生徒より大きく学力が劣るとなると教育の質の根源に関わります。いったん教員になった後は免許更新時等に講習を受けるに留まり、学力・指導力のチェックはされることはありません。

[myphp file=’talk-em’]まずは、学校の先生の学力、指導方法のチェックの仕組みづくりを行い、教育の質の担保に向けた対策を練るように提言しました。[myphp file=’talk-close’]

チラシ25号2017年12月発行より抜粋