国際教育も取り入れ公教育に選択肢の充実に向け代表質問で提案しました!

令和6年3月京都市会予算議会におきまして、代表質疑に登壇し、公立の国際バカロレア教育(IB教育)の導入について質問しました。
IB教育は、スイスで始まった「探究する人」「考える人」を目指す教育プログラムで、現在日本では、グローバル化への適応能力を持った人材育成を目指してIB教育の導入が推進されています。
私は、国内で初めて公立のIB認定校を導入した高知県香美市を視察しヒアリングを行った結果や、児童・生徒の意識面に肯定的な影響が与えられているという学力調査のデータをもとに、京都市でも公立のIB認定校を設立することを強く提案しました。
教育長の答弁では、外国語の指導ができる教員の確保や、少人数学級の実現に課題であるとしたうえで、家庭の経済的背景に関わらず、公教育として、国際的に活躍する人材の育成の重要性を示しました。そして、市立高校で実施している探究活動や海外研修などの取組を引き続き充実させていくとともに、「国における条件整備や他府県の動向、生徒・保護者のニーズ等を注視していく」と、グローバル人材の育成・IB教育導入に前向きな姿勢を示しました。
少子化・人口減少が進む今日において、地方自治体の持続的な発展の鍵を握っているのは教育政策です。子育て世代に選ばれる都市であるためにも、他都市に先駆けて教育に特化した街のブランド化を行っていくことはとても重要になります。
京都市は、市立小・中学校の学力水準が実質トップクラスで、大学数も非常に多い、国内屈指の人材輩出力のある街です。そして、外国人観光客や留学生も多い国際色豊かな街でもあります。
京都市で生まれ育った若者が、希望すれば引き続き京都で自己実現しながら働き暮らしていける姿を目指します。
若者にとって魅力的な働く場の提供も踏まえると、海外からの企業誘致にも力を入れる必要があり、誰でも望めば国際人材として活躍できるよう、新たな公教育の取り組みが必要と考えます。
引き続きIB教育をはじめとする教育政策の充実にむけて取り組んでまいります。


京都市会議員 江村りさ