春の議員インターン生が加わってからまもなく一ヶ月。
みんな本当に高い意識で日々活動に取り組んでくれています。
今回は夏のインターンシップでも実施したディベートを実施しました。
テーマは原子力発電所の再稼働の是非について。
エネルギー政策は国策として取り組むべき課題ですが、
原発の稼働については個々の自治体としての意見も大きく問われます。
私たちも東日本大震災以降、都度向き合ってきている重要なテーマです。
そのため、実際に京都市の市会議員となったつもりで、京都市や関西の実状、
または代替エネルギー政策の現状等を幅広い視野で考えた上で、再稼働の是非
を議論してもらいました。
結果は再稼働反対派の勝利。
夏のインターンでは再稼働賛成派が勝利しましたが、今回はエネルギーの
安全性を重視する理論が賛成派を上回りました。
しかし、前回同様、最も議論が難航するのは代替エネルギーの議論ですね。
「いずれ原発を減らしていく」方向性は見えても、現状として今すぐに原発を
廃止することが現実として可能なのかは難しい判断が迫られます。
火力発電で何とかエネルギー供給を維持できているとはいえ、
そのコストは膨大で、“持続可能”と安易に片づけられるものでもありません。
今回も、そういったうえで活発な議論を交わしてくれ見ごたえがありました。
春のインターンシップも残り半分。
それぞれの個性に合わせてできる限り成長をサポートしたいです。
京都市会議員 江村理紗