梅雨でむしむしとした日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は図書館の本について触れたいと思います。
毎年新しい図書が次々と追加される市の図書館。
「保管できる容量は変わらないのに何故スペースがいっぱいにならない
のだろう?」
と疑問に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は京都市の図書館では、新刊が補充される度に年間9万冊もの図書が
廃棄処分されています。
右京中央図書館の蔵書数は21万3929冊(平成23年4月現在)で、
毎年一図書館の半分近くの本が処分されていることになります。
本棚の容量より、図書削減の必要性はありますが廃棄図書の中には
まだまだ綺麗な状態のものも少なくありません。
そのため、市民向けにリサイクルする方法がないか議論し、有効活用できる
よう提案をさせていただきました。
京都市は前向きに検討するとのことです。
児童館や保育所の関係者からは、図書を分けてほしいとの声もあります。
財政難の中、貴重な資源をより多くの市民の方にご利用していただけるよう、
再利用可能なものに目を向けることも大切ですね。
京都市会議員 江村理紗