リニア中央新幹線ルート選定

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2027年に開通を目指すJR東海のリニア中央新幹線計画のルートが、
南アルプス直下を貫通する「直線ルート」で確定する見通しが
発表されました。
国土交通省の交通政策審議会中央新幹線小委員会では、
年内にも直線ルートを軸とした中間報告をまとめられる予定など、
リニア計画が大きく前進する見通しです。
名古屋以西のルートについては三重〜奈良ルートが検討されています。
そのため、現状では京都を通過する可能性は低いと見込まれます。

また、新幹線の現行の予定では、のぞみは廃止、ひかり・こだまダイヤ
のみの運行となっています。
その場合、高速移動の中心が新幹線・飛行機⇒リニア・飛行機に
シフトしていくと考えられます。
そうなれば空港のない京都の交通の利便性の低下は免れません。
経済的打撃は計り知れないものと思われます。

リニアのルートは経済効果や需要予測に則った費用対効果から
検討される傾向と、今回の「直通ルート」決定から考えられます。
それであれば、歴史、文化の象徴であり、
世界的な知名度も高く、
人口規模、経済規模共に関西圏で上位にある
京都を視野に入れることは自然な流れではないでしょうか。

次世代の画期的な高速移動手段を最大限有効に活用するためにも
関西圏に通ずるルートに「京都」を含めた再検討が必要です。

これからの名古屋以西のルート検討に刮目しなければなりません。