子供たちが実力で希望校への切符を掴んでほしい、それが私の願いです。
4月に当選後より、さっそく市役所の担当課の方へお話に伺いながら、
何とか行きたい学校を自由に希望させてあげられる制度転換を求めて話し合ってきました。
なかなか良い答えをいただけませんでしたが、
今回、高校入試制度に係る懇談会が設置され、総合選抜制の廃止を検討し、
通学圏内の行きたい高校を自由に選択できる単独選抜制へ移行する議論が本格的に始まりました。
単独選抜へ切り替えた場合、行きたい高校を一本に絞るか、複数選べるようにするか、
類型制(学力・専門別クラス)を残すか、などさまざまな検討事項があります。
私は、単独選抜に切り替われば、公立高校も私立と同様に学力差が生まれる
(現状でも学力差はあり、制度転換でも変動幅はかわりません)と予想されるので、
すでに学力の高い専門学科等を設けている高校があることも考慮すれば、
特進クラスである普通科第Ⅱ類は設けなくてもよいのではと感じています。
学力差を何段階も設けるより、専門性の種類を設ける方が有効かと考えます。
そのため、学校ごとの特色化は進む流れのなかで、
普通科第Ⅲ類のスポーツや芸術、英文などは残すべきだと思います。
これらも委員会の場で申し述べました。
この他にも、南北通学圏について、京北町が京都市北通学圏に入っていないことなども質疑を行いました。
京北は2005年度に京都市右京区へ編入されたものの、現在も口丹通学圏のままで、
京北地域の中学生は、京都市の高校普通科を受験することはできません。
これらの質問に対して、理事者側の回答は、
「現段階では通学圏の見直しは検討していない」とのことでした。
ただ、入試制度を見直す大きな転換期に、議論しておきたい事項は何点もあります。
引き続き、教育関係者や市民の方々にご意見もいただきながら、
入試制度、通学圏に関わる議論を進めていきたいと思います。