北区にある船岡山公園の賃料が近年急激に高騰していたことについて、以前より市議会で追及をしておりました(以前7号にて掲載)。今回改善の動きがあったためご報告します。
そもそも船岡山は、大徳寺と建勲神社が持ち主ですが、京都市は大徳寺の持ち分を借り受けて公園にしています。
補足ですが、船岡山公園の利用者数は散歩の方も含めひと月5,000名程度。賃料は約660万円/月のため、一回の利用でなんと一人あたり1,320円程度の計算になります。
平成22年から、何故これほど賃料が上がったのか。土地の評価額によるとはいえ、これほどの高騰は納得し難いものがあります。そして今後、公園を維持する必要性がどこまであるのか、議論をしなければなりません。公平公正の観点からも、財政難の昨今において、維持費と利用者数の不均衡を考慮したうえも適正な管理をいただきたいと指摘をしておりました。
この部分の指摘に対し、京都市側は「今後は多少なりとも賃料が下がるよう努力したい」と回答しておりましたが、今回、正式に賃料の適正化に向けて動きが見られました。
議会で指摘後の平成23年に早速平成24年度に値下げに向け価格交渉がなされ、平成25年度は1,570万円減の6,372万円となりました。約20%の減少です。そして今年度もさらに値下げが進む見込みです。
チラシ13号2013年12月発行より抜粋