今日の桂川はまだ茶色ながらも渡月橋の橋げたはだいぶ見えるところまで水位は下がっていました。
中之島の方では流されたであろう流木が多数横たわり、数日前までの悲惨さを物語っています。
5年前の台風18号を経て、桂川の河道掘削や下水道菅に雨水を溜める機能を備えた雨水幹線の整備などの大雨対策がなされてきたことが功を奏した部分は少なからずあると思います。
ただ、避難所の数はこれまでとは比にならないほど開設され、長時間かつ広範囲の災害であったことから次への課題もたくさん見えてきました。
避難所の確認と周知の徹底、区役所の備蓄体制の脆弱さ、長期化した災害では非常食が一種類だときついこと、区役所と地元ボランティアとの意思疎通、重度障がい者の避難、避難所以外の災害現場対応で大幅な人員が奪われること…その他もろもろ。
計画はできていても円滑な体制は築けなかったこと、想定よりも対応を厚くした方が良いことなど、いろんなことが見えました。
今日もさっそく市役所では委員会が開かれ、質疑に向けて意見をまとめたところです。
今回の災害は地震などもっと大規模な災害を想定する上で、本当に多くの学びがありました。
災害対応や避難所運営に昼夜を問わず奔走された地域の方々、そして市役所・区役所担当課の職員の方々、本当にお疲れ様でした。
京都市会議員 江村りさ