新型コロナウイルスの相談フロー

緊急事態宣言が発令され、京都は対象地域から外れたものの、緊急事態宣言に準ずる不要不急の外出自粛が求められております。京都の累積の陽性患者はこの一週間で倍近く(4月2日、88件→4月8日、155件)に膨れ上がっています。

「体調不良でコロナ感染が心配になったらどうすればよいのか」とのお声をよく頂きますので、フローチャートを作成しました。

現状、PCR検査を希望されても、検査へはいくつかのステップが必要です。
検査の有無は帰国者・接触者外来を受診して判断がなされます。

相談窓口か一般の医療機関を受診してもらい、必要に応じて帰国者・接触者外来を紹介される流れです。
段階が多くハードルが高いことは難点であり、和歌山県のように肺炎症状のある方への検査を求めています。
また、帰国者・接触者外来を設置している医療機関は公表されていません。
特設の外来を公表してしまうと2009年の新型インフルエンザ流行時には特設の外来に人が殺到してしまい、感染の拡大や急を要する方への対応が遅れてしまった反省からこのような措置が取られています。

今年2月半ば時点で、京都府・京都市あわせての一日の検査体制は60件で用意されていました。現在は時間外での対応や応援体制によって、一日60件以上の検査がなされていますが、4月に入りさらに感染拡大のスピードが加速していることを踏まえると検査体制の増強は必須です。
すでに病床は逼迫しているので、陽性となれば現状のような一律入院ではなく、軽症や無症状の方は宿泊施設などで経過観察をしながら療養いただく体制づくりを求めております。

また、京都のコロナ陽性者の発生状況は、私のHPで特設サイトを作りましたので随時更新していきます。
行政手続きの郵送やオンライン化、テレワークの促進支援など、以前から必要性を言われていたものですが、コロナの影響で行政課題の優先順位がガラリと変わりました。適宜対応、一つ一つ課題に向き合っているところです。

京都市会議員 江村りさ