新型コロナウイルスにおいて、京都でも大学生の中でクラスターとなり得る事態が発生し、一層緊張が高まってきました。
また、高齢者や基礎疾患のある方だけでなく、欧米で基礎疾患のない10代の若者が死亡したケースも発生しており、若い人でも決して新型コロナウイルスへの感染を侮ってはいけない状況です。
東京都では新型コロナウイルスにおける検査実施件数や陽性患者数の実数が随時開示されており、こういった数字を見ることが状況把握や予防的行動の促進にもなると感じましたので、私もデータを知り得る範囲で京都の状況を作成しました。
3月31日時点までの陽性患者の累計及び日別の陽性患者発生件数です。
患者数は累計69名で、3月後半から増加具合が加速しているのがわかります。一日あたりの陽性患者数も3月31日に初めて二桁台になりました。直近の大学生での広がりがあったこともありますが、60代、70代からも新たな陽性患者が出ていることからも予断を許さない状況です。
東京都の陽性患者数521名と京都府の患者数69名を人口比で見ると京都府は約7掛であり、全国では9番目に感染者数が出ている都市となっています。京都府では死者は出ておりません。
去る3月2日に全国の小中高校へ臨時休校の指示が出され、一気に自粛体制に転じ感染拡大の防止に努めているところですが、感染拡大は未だ増加傾向で、今後更に加速するリスクも大いにはらんでいます。
国の方針を見据えると同時に、個々人でも不要不急の外出をお控えいただきますようご協力をお願い致します。
私も自治体の対応としてできることを考え、随時行政に求めてまいります。
京都にお住まいの皆さんに少しでも現状をご理解いただけるよう、今後も情報をお伝えしたいと思います。
京都市会議員 江村りさ