議員報酬削減分の使い道

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朝から雨で肌寒い一日でしたね。
本日は、朝から役所での打合せ、昼に党の会議、
午後は党後援会会議、役所にて付帯決議の作成、地元相談
といったスケジュールをこなしました。

さて、国では復興支援の横流しが発覚して大きな問題となっておりますが、
京都市の今議会では議員報酬10%カット分について使い道が決まりました。
この決定について、以前、新聞報道で少し誤解を招くのではと感じる記事が
出ていたため、敢えてご報告させていただきます。

平成23年度から実施している議員報酬の10%カットは、
今年度も引き続き削減を継続することを全会派一致で決定しております。

そして、今議会では、議員報酬の削減によって生じた7,900万円を
京町家・木造住宅の耐震改修に係る支援事業の経費として2,000万円の増額、
通学路の安全対策に係る財源の更正を行い、市債の5,900万円減額、
に活用することが決まりました。

この事案について、京都党は「共同提案」ではなく、「賛成」という
態度表明をしました。
議会では「賛成」よりも「共同提案」の方が、より積極的な意味を持ちます。

なぜ今回、議員報酬カット分の使途について「賛成」にしたかというと、
例えば大半を投じた市債の5,900万円においても、補正額全体から見れば
わずか0.6%に過ぎません。どの項目においても大々的に「報酬削減によってこれだけ貢献しました!」
というにはその割合としてあまりに微々たるものに過ぎないのが事実です。

そのため、報酬削減分の使途は敢えて「賛成」に留めさせていただきました。

「共同提案」でなければ、議会報告の際に提案者として党名が表示されないため、
一部の報道では、京都党のみ議員報酬カットをしていないような印象を与える
記事がありました。

しかし、報酬カットをしておりますのでご理解いただければと思います。

議会改革で議員の覚悟を示しながら、今後さらに行政改革に努めます。

京都市会議員 江村理紗