京都産業大学にてゼミ訪問


京都産業大学のゼミのクラスにお声掛けいただき村山しょうえい議員と一緒にお話をしてきました。

テーマは主に就職活動について。

・・・と言いつつ、最後には「今後の京都市や社会に向けての想い」といった質問も飛び、幅広くお話させてもらいました。

最年少で議員となり、周りから見れば迷いなく突き進んできたように見えても、挫折や苦悩は山ほどあります。

村山議員からは好きなことをやるべきという歯切れの良い話があり、私からはやりたいことが見つからないなら自己分析、叶えたいことと譲れる条件の整理をすべしという話を展開しました。

改めて面と向き合って大学生と話してみると、女子学生へのアドバイスの難しさに直面してしまいました。

バリバリ働くか、ほどほどに働くか、専業主婦になるか。女性の生き方が多様化している分、描いている将来像はきっと様々なはずで、どこに焦点を当てて話すのが少しでもタメになるのか正解を探してしまっている自分がいました。

「できれば納得のいく仕事をして、子育ても両立したい。」というモデルケースを自分の中で設定して、女性の社会進出と出生率の正の相関関係の話も交えて紹介しました。

社会的には女性には子どもも産んでほしいし、仕事もしてほしい。

男性と同じ教育水準を受けてきた分、仕事で自己実現する夢も描いてほしい。

けれど、現状はまだまだ女性の成功モデルが少なく、これから社会に出ようとする女性にとってはどこが正解なのか、何が幸せなのか、自分の価値観はそもそもどこにあるのか、探しきれずにいるように感じます。

成功している女性はいても、“手に職”や“自営業”ではない、より一般的な前提条件での成功モデルが日本社会にもっともっと必要です。

行政がサポート体制を高めることだけが唯一の正解ではなく、社会的な意識が変わっていくことも大きな要素となるでしょう。いずれにしても、社会に対して受動的なばかりでなく、モデルケースとなるべく切り開く女性が一人でも多いにこしたことはありません。私自身もそうあらねばと、大学生にアドバイスをしながら逆に背中を押さ
れたような気持ちです。

京都市議会議員 江村理紗