栗尾トンネル貫通の見学

栗尾トンネル貫通の見学

2010年3月より取組が進んできた一般国道162号栗尾バイパスの
トンネル工事が少し予定が遅れましたがようやく貫通まで進みました。
さっそく貫通した状態を見学して参りました。
中はまだ凸凹で、上には水の滴るのを防止するためのビニールがひかれています。
また、関西電力京北開閉所を避ける関係で、ルートはなだらかなS字を
描いております。そのため道路は緩やかなカーブが続いています。

栗尾バイパスの予算は概ね100億円。
この道路整備により、交通事故の減少や異常気象時通行止めの解消、
走行時間の短縮が期待できます。
また人口の流れも活発になってほしいとことです。

人口減が進む中で、過疎化が深刻な自治体では、過疎地域への整備を
進めるべきか、中心地の整備に特化することで人口を一部に集中させ、
行政運営の効率性を目指すべきか、試行錯誤が続けられています。

京都市は政令指定都市ではありますが、悠長に構えてはいられません。
人口集中エリアが少しずつ拡大しているものの、すでに市内の人口は
徐々に減少しています。
京北地域のさらなる活性化を目指すのはもちろんですが、財政面等を
見合わせたうえで、より効率よく全体幸福を目指せる都市計画をさらに
綿密に議論すべきだと考えます。