桂川が氾濫

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深夜から16日朝にかけて京都では台風18号による大変な雨風に見舞われ
ましたが、みなさん無事に過ごされたでしょうか。

大雨特別警報が早朝の5時をまわったあたりに発表され、ニュースでも度々流れて
いた通り桂川は一部氾濫し、渡月橋との差もあと1.5mというあたりまで水位が
迫っていたため、一時は本当にどうなってしまうのだろうと思いました。

川の氾濫、道路の冠水、家への浸水、風による倒木、土砂崩れ、などが同時多発し、
人も物も情報も、どれもが足りない。
まさにそういった状況に陥っていました。
日吉ダムの放流も結果的には数十センチメートルの水位上昇で治まりましたが、
放流前は開始時刻や水量などの情報が錯綜し、桂川が氾濫しているこのタイミングに
さらに水位が上昇するということに恐怖感も覚えました。

その他にも様々な場面に遭遇するなかで、災害時の対応の難しさ、これまでに想定
をしきれていなかった部分に多く直面し今後の課題が見えてきました。
もちろん日々の自主防災訓練をそのまま実施するなど成果も出ています。
しかし、京都市内でこれほどの被害が起きたことが久々で、ほとんど優先順位も
つけられないままに、多くの混乱が発生したことは間違いありません。
ここで見えた課題の整理は急務です。

京都市会議員 江村理紗