交通政策についてスピーチ

中ロータリクラブさんの例会にお招きいただき、

京都市の交通事業の現状とこれからの提案についてお話させていただきました。

新型コロナ以降、京都市の市バスと地下鉄の売上は前年同月比マイナス30~50%の状況で

現段階でも80億円の赤字が見込まれています。

そのため、交通局では市バスの路線・ダイヤの一部見直しを始め、市バス一日乗車券の値上げなど

様々なサービス体系の見直しが検討項目にあがっております。

コロナ禍は確かに交通事業に大きな打撃を与えていますが、新型コロナが起こらなくても交通局の運営は決して安泰ではなく、人口減による売上減や運転手不足や地下鉄の借金返済などいばらの道が待ち構えていました。

それが、コロナ禍により一層危機の訪れが早まったというのが認識です。

ただただサービス縮小で経営の帳尻を合わせるのでなく、MaaSの導入、交通のサブスクリプションなど、

100年に一度の交通改革とも言われる提案も含めお話させていただきました。

まずは目の前の厳しい現状を打破しなければ今後に続く道がありませんが、

市会議員の活動に興味関心を持っていただける機会に繋がれば嬉しいなと感じます。

京都市市会議員 江村りさ