セシウム牛問題

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今回五山送り火でも取り上げれた放射能汚染の問題。

今朝の京都新聞では、朝刊の一面に
市内4ヶ所の焼却場でごみ焼却灰の放射性物質検査を実施するとの記事が掲載されていました。
これは市が独自で実施するものです。

五山送り火でご迷惑をお掛けした被災者の方々のことを考えると、
この時期にわざわざすべきなのか記事を読みながら少し悩みました。
ただ、市民不安が高まっているゆえ、仕方ないのかもしれません。

セシウムの問題では、同じくセシウム牛についても
京都市からすでに規制値を超えるものが出回ったとの報告が数件なされています。

京都市・保健福祉局はセシウム牛の報告書で、
規制値を超えたものについて健康へ影響は心配ないとしています。
ただし、その記載の下にはいつも同じ専門家の個人名があり、
行政の責任逃れではないかと疑ってしまいます。

あくまで専門家個人としての見解ではなく、
保健福祉局として判断いただきたい部分です。

また、健康への影響がないのなら、
セシウム牛の流通に該当する店舗に対し回収を指示している矛盾も解消しなければなりません。

とにかく風評被害を避けるためにも、安全ならそれをもっとアピールすべきで、
逆に安全でないのならそれをきちんと報告すべきだと思います。

健康被害を伴う問題は特に白黒をはっきりつけないと
今後さらに大きな事態に発展しかねません。

この内容を委員会で問いましたが、
すぐには保健福祉局からの明確な回答は得られませんでした。

今回五山の送り火問題で被災地の方に大変辛い想いさせてしまったことも踏まえ、
市として迅速に方向性を示し、京都市から率先して風評被害を食い止める動きが必要だと感じます。