今回の五山の送り火における被災地のマツ利用計画に関する
一連の騒動は本当に残念でなりません。
一度受け入れると決めた岩手県陸前高田のマツを、放射能汚染の疑いがあると被災地へ返し、
そして地元市や全国メディアで「悪」として取り上げられればまた急いで再度受け入れを行う。
これでは京都市が保身に走ったと言われて無理もない状況です。
被災地支援のために、民間企業や地域、個人でも京都市民は
たくさんの支援を行ってきました。
それにも関わらず、こういった記事が大きく全国で取り上げられて
しまったことが本当に悔しいです。
大文字保存会の決定に問題があったことは否めません。
しかし、今回の決定には京都市がその決断に介入する責任がありました。
(京都市文化財保護条例3条にも定められています。)
放射能検査で問題がないとの結果が出た後、
京都市は保存会から報告(相談)を受けていたにも関わらず、
一切の責任は保存会にあるとして京都市の判断を見送りました。
保存会が京都市に中止の決断を報告した際も、市は何の措置も取りませんでした。
この背景がありながら、
大文字保存会に元凶があり、市の判断には何の落ち度もないという
スタンスは責任逃れのように思われます。
いづれにしても被災地の方に与えた悲しみは大変大きなものです。
今後、京都市が復興支援に向け良識ある対応を図れるよう、
この騒動に対して京都党から市長に申し入れを行いました。
次のブログにて申し入れの内容を掲載させて頂きます。