仕事と育児

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今日はお昼に少し間だけ時間ができたので、最近子供が生まれたばかりの
以前勤めていた会社の元同僚宅へ伺いました。

同じ会社に勤めていた頃は、お互いスーツを着て夜遅くまでばりばり仕事を
していたので、赤ちゃんを抱いている友人の姿はとても新鮮でした。

まだ生後二ヶ月の赤ちゃんということで、あまりの小ささに恐るおそる
だっこをさせてもらいましたが、ずっと話しかけていると時折笑顔を
見せてくれました。可愛くて仕方がないですね。

これまで出産、育児というと、ほど遠いような印象を持っていましたが、
いざ友人に子供が生まれると、出産や育児いついての話がこれまでよりも
非常に身近なことに感じられました。
途中、「日本は子育てする女性に厳しい」との声も受け、話を聞く上で
なるほどその通りだなと考えさせられました。

日本社会として、労働人口確保のためにも、少子化のためにも、女性の労働は必要。
個人として、家計のためにも、女性の労働は必要。
そして、“働きたい”と思っている女性はたくさんいます。
しかし現状として、仕事と家庭を両立できる体制を組むのは至難の業です。

気付けば、以前勤めていた頃の同期の女性は皆優秀で、入社した頃は
「みんなどんなキャリアウーマンになるんだろう」と感じさせられましたが、
今ではほとんどが結婚して、会社を辞めています。
それぞれ幸せになっていますが、一方でもったいないなぁとも感じます。
ただ、相手の転勤も多く、また、女性も海外を含め転勤があり得るため、
子育てをするには仕事を続けることが難しいようです。

もちろん、また落ち着けば、いづれ新たな仕事に就くのだろうと思いますが、
第一線で働ける女性が一旦会社を離れないといけない現状を目の当たりにする上で、
私も市議として働くうえで考えなければならない課題だと痛感しました。

可愛い女の子の赤ちゃんを抱っこさせてもらいながら、
この子の将来が少しでも働きやすい社会となることを思いました。

京都市会議員 江村理紗